東海村議会特委 再稼働請願 現地視察で判断

東海村議会は、3月20日の原子力問題調査特別委員会で、東海第2原発の再稼働をめぐる請願について、追加調査で原子炉圧力容器を現地で視察し村から広域避難計画の説明を受けて、最終的な可否を判断すると決めました。

追加調査の項目は、再稼働の賛否4本の請願をもとに行った専門家の意見聴取を経て最終的に固めたということです。再稼働のコストとリスクの議論は見送られる見通しです。東海村商工会が出した再稼働に積極的な請願についても、審議の結果、商工会法には違反していないと結論付けました。

特別委員会の武部愼一委員長は「国会や村議会の日程の関係などで難しい部分もあるが、今任期中の年内には請願の採決を目指したい」などと述べました。