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2023年03月15日(水曜日)
茨城県の保健体育課…県高野連の異論に残念
公立学校の部活動改革の一環として、茨城県が進める練習時間の厳格化に対し、県高野連が異議を唱えている問題で、県教育委員会は3月15日、「我々の意図が伝わらず残念。理解していただけるよう説明を尽くす」などと述べました。
教員の過重労働を抑制する部活動改革を進める県教育委員会は、練習時間の制限について新年度の高校3年生が引退する今年(2023年)夏以降から、厳格に「平日に上限2時間」「週末・休日は上限4時間」とするほか、1週間あたりの休養日も「1日」から「平日・休日とも1日以上」に改定するとの方向性を示しています。
これに対し、県高野連が、3月14日他の46都道府県と同様「従来通りであるべき」として厳格に運用する県の方向に異議を示していたものです。
県教委保健体育課は、3月15日、茨城放送の取材に対し、「生徒の心身の健康を第一に考慮して運用方針を策定したが、意図が伝わらず残念」と語りました。そのうえで、「取り組んですぐにうまくいかないかもしれないが、生徒の意見を入れながら内容の充実や健康への配慮など時間だけにとらわれない、望ましい部活動運営を進めてほしい」とし、引き続き理解を求めていく考えを改めて示しましました。