茨城県警・組織改編　 サイバー犯罪対応へ組織を新設など

茨城県警の定期人事異動が3月15日、発表されました。県警生え抜きの最高ポスト、刑事部長には岡田宗久交通部長が起用されます。また、生活安全部長には三森祐敦警備部長が、警備部長には坂井誠地域部長がそれぞれ決まりました。水戸警察署長には青柳信明首席監察官が起用されます。

社会のデジタル化に伴い深刻化するサイバー犯罪などに対応する組織の新設などを柱とした、茨城県警察本部の組織改編の概要も発表されました。それによりますと、サイバー犯罪へ対応する人材育成や、産官学の連携の上で、犯罪発生の防止を目指す、サイバー戦略推進室を新設。また、事件の現場の情報収集から分析を一貫して行う為に、従来の組織を解消して、刑事部に機動捜査支援課をおよそ100人体制で新設するほか、少年の福祉犯罪などに迅速に対応するため、生活安全部の人身安全対策課と少年課を統合し、人身安全少年課を新設しました。

また、G7広島サミットに伴い今年12月に水戸市で開かれる内務・安全担当相会合などに向けて、大規模な会合への警備体制を整備しました。