ニュース

2023年03月15日(水曜日)

ウクライナ学生と避難民が茨城県研修ツアー 60人参加、偕楽園など見学

ウクライナから避難している人に茨城県内の文化施設を訪問し日本文化に触れてもらおうと、3月15日『県内研修ツアー』が開かれ、60人が偕楽園の梅まつりなどを楽しみました。

この研修ツアーは筑波大学が日本財団の助成を受けて主催したもので、ウクライナから筑波大学に留学している28人の学生と県内在住の避難民を対象に行われました。参加者たちは、午前中は笠間焼の絵付け体験をし、午後は偕楽園で梅まつりと好文亭を視察しました。偕楽園では梅林や竹林、好文亭で思い思いに写真を撮っていました。

参加したひとり、Toropchyn(トロプチン) Nikita(ニキタ) さん19歳は、去年7月にウクライナの首都キーウから日本に避難しました。今年1月に日本に避難した母親や妹と一緒にツアーに参加しました。同じくツアー参加者Anderii(アンドリー)さん22歳は筑波大学の留学生です。日本で避難生活をサポートしてくれる人に感謝を述べ、日本では文化交流が盛んな所に刺激を受けていると話していました。

筑波大学では今年3月時点でウクライナから避難している44人を特別聴講学生や研究生として受け入れていて、令和5年度もすべての学生を継続して受け入れることにしています。

新着記事一覧