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2023年03月14日(火曜日)

高野連の榎戸努専務理事、時間厳格など反対

教員の働き方改革をきっかけに進む公立学校の部活動改革について、茨城県高校野球連盟の榎戸努専務理事は、3月14日、高校での練習時間を「平日に上限2時間」などと厳格に運用する方向性の県に対し「従来通りであるべき」と異議を唱えました。

過労死にも至りかねない教員の過重労働を抑制する部活動改革で県教育委員会は、練習時間の制限について現状の「平日に2時間程度」としている今のルールを2割の学校・指導者が守っていないとしました。このため、新年度の高校3年生が引退する今年(2023年)夏以降からは厳格に「平日に上限2時間」とするほか、1週間あたりの休養日も「1日」から「平日・休日とも1日以上」に改定するとの方向性を示しています。

これに対し、14日記者会見した県高野連の榎戸専務理事は、ほかの46都道府県と同じように従来通りにすべきなどと見解を述べました。大人数の学校では時間が不足し、練習時間が短くなれば、県外や私学との差に繋がるとしました。

さらに、榎戸専務理事は、「方向性が2転3転で現場が混乱している。現場の意見を聴かず、いきなりで、何を信用して良いのかわからない」などと窓口である県の対応を問題視しました。

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