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2023年03月13日(月曜日)
小5で被災 消防本部で被災体験語る署員 東日本大震災から12年 北茨城市
東日本大震災の発生から12年です。北茨城市の消防本部には震災の教訓を伝える展示コーナーがあり、震災の教訓を伝えている、北茨城市の消防署員が取材に応じ、被災地の北茨城市でも、防災の意識について「薄れてきている」と語りました。
原彩夏さんは2018年に北茨城市消防本部に入り、消防や救急の業務に携わりながら、震災の教訓の展示コーナーの説明なども担当しています。12年前は市立大津小学校の小学5年生だった原さん。自宅は津波の被害が甚大だった大津町。家族は無事で、自宅は津波の被害から免れましたが、半壊しました。避難生活では、震災の際の自衛隊などの公助が大きな支えだったことを実感しました。その後は避難生活も経験しました。北茨城市が発行した「震災記」にも原さんが当時書いた震災の体験作文が掲載されています。
北茨城市消防本部は震災後に高台に移転し、震災の教訓を伝える展示コーナーが設けられました。コロナ禍などを経て、子ども達に震災体験を伝え続けていて、原さんも当時の状況や自身の思いを伝えています。
東日本大震災から12年。当時は子どもだった若者が子ども達に教訓を伝えています。