五穀豊穣祈り神事 鹿島神宮 「祭頭祭」

鹿嶋市の鹿島神宮で、春の訪れを告げる伝統の祭り「祭頭祭」が始まりました。「祭頭祭」は奈良時代から平安時代にかけて始まったと伝えられ五穀豊穣を祈る伝統行事で、国の無形民俗文化財に指定されています。

3月9日は神宮の社殿で神事が行われ、400人が参列し、関係者が玉ぐしをささげて拝礼しました。神事が終わると、今年の当番字が色鮮やかな衣装を着て、境内を歩く姿が見られました。11日には、見どころの祭頭囃が行われ、赤や黄色といった五色のたすきや鉢巻という色鮮やかな衣装を着た人たちが、参道を練り歩きます。

「祭頭祭」が終わると、鹿嶋市周辺の農家では田植えに向けた準備が始まります。