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2023年03月07日(火曜日)
第9回茨城学生建築展表彰式 最優秀に茨大生 神社と自然つなぐ施設提案
建築を志す学生たちを応援しようと、優れた作品に与えられる、茨城県建築士事務所協会の学生建築展の表彰式が行われ、最優秀賞に当たる笠間市長賞に、茨城大学4年の女子学生が選ばれました。
茨城県建築士事務所協会では、建築文化の向上と発展、地域文化の活性化を目指して毎年、学生建築展を開き、学生の活躍を後押ししています。
今回は県内の高校、専門学校、大学から32点の応募があり、特別賞6点と奨励賞4点が選ばれました。最優秀の笠間市長賞には、茨城大学工学部4年の増田美紅さんが選ばれました。増田さんは、川がそばを流れて参拝しにくかった神社と豊かな自然、そして、まちという3つの環境を活かし、地域をつなぐ交流施設の建設を提案しました。地域の心のよりどころともいえる神社の参道の周辺にリラックスできるような施設を作って交流を図り、神社の魅力を再確認できるようにすることで、地域を1つにつなげることができるとしました。また、茨城県建築士事務所協会賞には水戸日建工科専門学校の3人の学生が受賞しました。3人は「町と人と波」というタイトルで、ひたちなか市平磯地区の活性化計画を提案しました。
講評では「質の高い作品」との声が相次ぎ、次年度に向けた期待感が高まっていました。