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2023年02月27日(月曜日)

ドローン物流の実証実験 つくば市  PCR検体など 緊急物資運搬めざす

緊急物資の運搬を想定したドローンの実証実験が2月27日、つくば市で公開され、実用化に向けた課題や対応策を説明しました。

実験は出発地点の筑波メディカルセンターから300メートル離れた、筑波大学附属病院まで重さおよそ1キロのPCR検体を運び、輸送時間などを検証しました。離着陸以外は全て自動運行です。実験は、携帯電話の基地局の点検などでドローンを、活用してきたKDDIなどが、災害時の緊急物資の運搬などを目指して行っています。

出発からおよそ3分後、PCR検体を載せたドローンが目的地に到着しました。そして、病院のスタッフが荷物を受け取りました。

ドローンの高度な飛行、「レベル4」が解禁されたことを受けて、安全性を確保しながら物流などの専門的な業務をどう担うのかが課題となっています。実験では、上空を飛ぶドローンの経路などをインターネットの仮想空間=メタバースの技術で知らせ、スマートフォンなどに表示する取り組みも行われました。

KDDIでは、天候の急変や振動などにドローンが対応出来るかどうかについても安全性が確保されているとしています。

 

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