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2023年02月10日(金曜日)

水戸県税事務所職員が徴税吏員証など紛失

水戸県税事務所の男性職員が身分証の徴税吏員証などを紛失し報告を受けた担当課長が7か月にわたって放置していたことがわかりました。茨城県が、2月10日午後、記者会見で明らかにしました。

県税務課などによりますと、水戸県税事務所・収税1課に所属する男性主事は、去年(2022年)7月19日、滞納者への財産状況の確認や差し押さえで15か所を回る際、徴税吏員証などをズボンのポケットに入れて行動しましたが、その日の夕方、紛失に気付いたということです。当日、直属の上司である課長に報告し、4日後には、警察に遺失届を提出していました。しかし、課長がトップである所長へ報告せず、今月(2月)1日になって、所長面談の所定外報告で主事が、直接、所長に紛失を打ち明けたということです。課長は「いつかは見つかると安易に考えた。事案の重大さの認識が低かった」。また、主事は「所長や次長にはなくしたことを言い出しにくく報告までに長期間経過してしまった」と答えたということです。

いまのところ悪用されたとの報告はないということですが、県税務課では、紛失のため無効にした徴税吏員証などの番号をホームページや県報で告知するとともに、県税事務所をかたる不審な訪問や連絡があった際には通報するよう呼びかけました。また、再発防止策を徹底するとしています。

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