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2023年02月05日(日曜日)
ドローンの開発拠点の起工式 境町
3日、境町が10月の完成に向けて整備を進める小型無人機「ドローン」の研究開発拠点の起工式が行われました。境町塚崎で行われた起工式には、橋本正裕町長ら関係者が参加し、鍬入れを行い、工事の安全を祈願しました。
(仮称)「境町ドローンラボ・ドローンフィールド」は、ドローンの研究開発に実験できる機能を加えた施設です。町によりますと、研究開発と実験が一緒になった施設は全国で初めてということです。境町は、住民が商店などから買ったものを自動運転バスやドローンなどで自宅まで運ぶサービスを準備しています。首都圏の大学や企業がドローンのテストをする場合、福島県南相馬市の「福島ロボットテストフィールド」が利用されていますが、橋本町長は取材に対し「ドローンの研究はかなりの時間がかかるといわれている。首都圏の大学や企業が南相馬市で研究をするにも距離が遠い。高速道で東京から1時間という中で、室内の風洞試験の実施や人材の育成、ゆくゆくは工場を立地し、ドローンを製造するところまでを見据えていて、その足がかりとなれば」と話しています。
国産ドローンの開発力強化に寄与することが期待されています。