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2023年02月03日(金曜日)
つくば市、近いうちに、県からの 「洞峰公園の無償移管」受け入れへ
運営方法が課題とされる茨城県営の洞峰公園について、所在地であるつくば市の五十嵐立青市長は、県の大井川知事が代替案に加えている市への無償移管を受け入れる方向である考えを示し、最終的な決定の時期を「近いうちに」と述べました。これは、2月3日開いた定例会見で記者団の質問にこたえたものです。
県洞峰公園をめぐっては、プールや体育館の老朽化対策に必要な年間8000万円の改修費用を捻出するため、県は収益性がある施設にしたい方針でした。これに対し、つくば市は、公園内の環境と周囲の治安を守りたいとして対立していました。このため茨城県が、つくば市の考えを踏まえた代替案として先月(1月)31日を回答期限に公園の無償移管を提案していました。
つくば市の五十嵐市長は、記者団からの質問に対し、県からの移管受け入れを最終的に決定する時期を「近いうちに」と表現しました。その前提として、「かかる経費の精査の終了」と「議会への説明」などを済ませることが必要としました。一方、つくば市による最終的な移管受け入れ時期が県の示した先月(1月)末までに間に合わなかったため、大井川知事がグランピング施設の建設工事へ向けた事前協議の申請準備を進める事業者への手数料をつくば市側に請求する可能性があると言及したことについては、五十嵐市長は明言を避けました。