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2023年01月27日(金曜日)
洞峰公園…近隣マンションの管理組合が 県につくば市への無償移管を求める
運営方法が課題とされるつくば市にある県洞峰公園について、近隣にある2つのマンションの住民でつくる管理組合が、1月27日午後、茨城県庁を訪れ、公園を県からつくば市に無償移管するよう、大井川知事あての要望書を提出しました。
県洞峰公園をめぐっては、プールや体育館の老朽化対策に必要な年間8000万円の改修費用を捻出するためグランピング場を作って、収益の上がる施設にしたい茨城県と、公園内の環境と周囲の治安を守るため、施設使用料を6割値上げさせる方法を主張するつくば市との議論が折り合いませんでした。
茨城県は、つくば市に対して、公園の無償移管も提案しています。2つのマンションの管理組合の役員らは双方の対立を解消し、先に進めることが望ましいなどと要望書を提出した理由を述べました。
県洞峰公園は、年間の、施設使用料の収入が1億円なのに対しコストが2億5000万円かかり差額の1億5000万円を 税金でまかなっている現状です。
管理組合の役員らは、後日、つくば市にも同様の要望書を提出するということです。今後、茨城県では、月内までに洞峰公園の無償移管に応じるかどうかつくば市から回答がなかった場合は、建築基準法48条に基づきグランピング施設を作るための許可申請手続きの事前相談に入るとしています。