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2023年01月20日(金曜日)

茨城県医師会「5類」引き下げの場合  段階的な移行を

茨城県医師会の鈴木邦彦会長は、1月20日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染症法上の分類を季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げる場合、患者や医療機関が混乱しないよう、段階的な移行が重要との認識を示しました。

 

 

鈴木会長は、医療現場で新型コロナの患者と一般の患者をともに診察することは感染対策などの面から現状では難しく、公費負担となっている医療が自己負担になることへの懸念を挙げました。医療提供体制については、発熱などがある人への診察や入院を一部の医療機関や指定病院などに限っているため、心筋梗塞などコロナ患者以外の救急対応が困難になり、いきなり「5類」に移行すると、医療が立ち行かなくなると指摘しています。一方、救急患者の受け入れ先がすぐに決まらない「搬送が困難な事例」が茨城県内で、前の年の同じ時期の4倍となっている状況が続いていることも明らかにし、救急車の適正な使用を改めて呼びかけました。

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