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2023年01月17日(火曜日)

我孫子・マージャン店員殺害初公判 容疑認める

千葉県我孫子市でおととし、経営していたマージャン店の従業員を殺害し、遺体を取手市内に捨てたとして、殺人と死体遺棄など4つの罪に問われている男の裁判員裁判による初公判が1月17日、水戸地裁で開かれ、被告は起訴内容を認めました。殺人などの罪に問われているのは、元マージャン店経営の大坪宗一郎被告32歳です。

起訴状などによりますと、大坪被告はおととし6月、我孫子市内に寮として借りていたアパートの部屋で、 経営していたマージャン店の従業員、北田和彦さん当時59歳の首を圧迫するなどして 殺害した後、遺体を取手市内の墓地のそばに捨てたとされています。また遺体が見つかる直前、経営するマージャン店に放火して、火災保険の保険金をだまし取ったとされています。

検察側は冒頭陳述で、「首を圧迫するという悪質な犯行で、殺人のほか、火事の保険金を騙し取るという身勝手な考えは、厳しい非難に値する。」と指摘しました。これに対し、弁護側は「被告はマージャン店の事実上の経営者から日常的に暴言や暴行を受けており、精神的に追い込まれていた。」と述べました。

大坪被告の裁判員裁判は、1月27日に判決が言い渡されます。

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