TX延伸第三者委、2回目の非公開会合は1方面に絞って議論 延伸先公表せず

つくばエクスプレスを茨城県内のどの方面で延伸するかを検討する第三者委員会の2回目の会合が16日に開かれ、延伸先を1つに絞って検討しましたが、公表されませんでした。

　茨城県は2050年ごろの構想として、つくばエクスプレスの延伸先に筑波山、土浦、茨城空港、水戸の4つの方面を挙げ、今年度中に1つに絞り込む方針で、第三者委員会で検討を続けてきました。16日、第三者委員会の2回目の会合は非公開で行われ、具体的な延伸方向を1つに絞って5人の委員に示し、議論が進められました。

しかし、会合終了後の取材に対し、事務局は延伸先を公表しませんでした。理由として「延伸議論が過熱しており、議論に圧力がかかっている」としています。
事務局は、来月9日の知事提言に向け、新たな人の流れの創出や公共交通サービスのレベル向上といった5つの判断基準に合うかどうかの議論を継続すると説明しました。そして、つくばエクスプレス延伸後の利便性の向上や需要の喚起、県の総合計画や自治体の公共交通計画、立地適正化計画との整合性といった課題の整理を進めると説明しました。