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2022年12月22日(木曜日)

笠間の養鶏場…遺伝子検査で陽性、 11万羽の殺処分開始

(写真提供:茨城県)

笠間市の養鶏場で高い病原性の鳥インフルエンザに感染した鶏が見つかった問題で、茨城県は12月22日、遺伝子検査の結果感染が確認されたとして、およそ11万羽の鶏の殺処分を始めました。

 

(写真提供:茨城県)

県畜産課によりますと、高い病原性の鳥インフルエンザの型は「H5亜型」というものでした。茨城県は22日から この養鶏場で飼育している11万羽の鶏の殺処分を始めています。殺処分には2日から3日かかるということです。 茨城県内での今シーズンの感染確認は、104万羽を殺処分した先月のかすみがうら市の農場に次いで2例目です。

高病原性鳥インフルエンザの感染が確認された笠間市の養鶏場には、農林水産省の疫学調査チームが入り、感染の詳しい原因を調べています。県は、養鶏場から半径3キロ以内をニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」に、また、半径10キロ以内を地域からの出荷などを禁止する「搬出制限区域」にそれぞれ指定しました。そして、周囲の養鶏場などに感染が広がらないよう出入りする車を消毒するポイントも設けるなどしています。

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