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2022年12月21日(水曜日)
笠間の養鶏場で新たな鳥インフルか 疑い
21日、笠間市の養鶏場で、採卵用の複数のニワトリが高病原性の鳥インフルエンザを疑う症状を示し、茨城県は、詳細な遺伝子検査で陽性と判定されれば、22日、養鶏場で飼育されている11万羽の殺処分を始めます。
この養鶏場から21日、「死んだニワトリの数が急に増えた」と通報があり、鶏舎の13羽を簡易検査したところ、11羽が陽性でした。県北家畜保健衛生所が詳細な遺伝子検査を実施中で、結果は22日午前8時に判明する見通しです。
高病原性の鳥インフルエンザの陽性が確認されれば、茨城県は22日、養鶏場で飼育されている11万羽のの鶏の殺処分を始めます。県畜産課の棚井幸雄課長は「今の段階でははっきり分からないが、これまでの県内での発生や他県での発生などを考えると、渡り鳥に由来が推定される」と記者会見で話しました。
遺伝子検査でも陽性となった場合、養鶏場から半径3キロ以内をニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」に、半径3キロから10キロ以内は出荷を禁止する
「搬出制限区域」を設定します。