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2022年12月19日(月曜日)
茨城県産の酒づくりに新たな風を 県のプロジェクト進行中
茨城県から斬新な日本酒を誕生させる、県の「日本酒若手蔵元活性化プロジェクト」に参加している酒蔵で、酒づくりが進み、来年のお披露目に向け、従業員たちが仕込みを続けています。
茨城県は酒蔵数が多い一方で知名度が低いために出荷量が低迷しています。プロジェクトでは、若き蔵元や造り手が、県の支援を受けながら斬新な日本酒を生む活動を展開しています。
プロジェクトに参加している酒蔵のうち、結城市の株式会社「武勇」深谷篤志さんは「生酛(きもと)の最初の仕込みを行ったところで、ここから1ヶ月ぐらいかけ、イースト菌や、酵母を増やす段階に入っている」と話しています。
「武勇」は慶応年間の創業で、165年ほどの歴史があります。47歳の深谷さん、「武勇」の名を受け継ぎながらも、時代に合わせた変革に挑戦を続けています。来年3月にはお披露目会が予定されていて、「お酒を作るだけでなく、これをどうすることに期待するかというところでは、ラベルなどの見せ方について、アドバイザーの方にも入っていただいて、リニューアルへ新しい取り組みができている」と述べました。
参加者らはこれからも変革を求め、時代に合わせた酒造りをしていきたいと、事業に意欲的に取り組んでいます。