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2022年12月16日(金曜日)

常陸太田市・全職員の給与減額条例が可決 下水道の改修費用へ

 

常陸太田市の住宅団地で、市の職員の設計のミスが原因で公共下水道のマンホールから汚水があふれ出た問題で、常陸太田市議会は12月15日、市の全ての職員の給与を1年3カ月間減額して下水道の改修費用に充てるとした内容の条例案を賛成多数で可決しました。

常陸太田市では今年4月以降、住宅団地と市役所北側の開発地域で相次いで市の設計ミスによる下水道の容量不足が確認され、改修費用におよそ4億円が必要となっていました。市は「改修費用をすべて税金で賄うことは市民の理解が得られない」として、市長ら特別職と市のすべての職員563人の給与とボーナスを減額することにしました。 減額する金額はおよそ6000万円に上ります。

15日の市議会では17人の議員のうち、議長を除く16人で採決した結果、「すべての職員を対象とした減額では職員の士気が低下する」などの理由で、5人が条例案に反対しました。

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