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2022年11月22日(火曜日)
高温ガス炉基本設計で協力 ポーランドに原子力機構
日本原子力研究開発機構は11月22日、ポーランドが導入を計画している高温ガス炉というタイプの原子炉の基本設計に協力する取り決めをポーランド国立原子力研究センターと結びました。機構側が持つ原子炉などの設計に関する技術の情報をポーランド側に有償で提供する方針で、およそ4億円と見込んでいます。
機構は茨城県に高温ガス炉「高温工学試験研究炉」HTTRを保有し、安全性を研究しています。ポーランドは2020年代後半に高温ガス炉の研究炉の導入を目指し、機構に協力を求めました。今後、原子炉の安全性を高める設備や燃料の健全性などに関する研究開発で協力します。
(共同)