ニュース

2022年11月17日(木曜日)

茨城県、来春〜子宮頸がん等ワクチン定期接種化

子宮頸がんを予防するため、小学校6年生から高校1年生までの女子の児童と生徒が対象になっているワクチンの接種について、茨城県は来年4月にも、新しい種類のワクチン接種を始める準備をしています。

県感染症対策課によりますと、子宮頸がんを予防するシルガード9と呼ばれる新しいワクチンは、去年の春、薬事承認されました。このワクチンは痛みや運動機能の障害が出るなどの事例が出た2010年代のワクチンに比べ、副反応が少ないということです。

県が、今年9月、県内全ての市町村の担当者に準備状況を調査したところ、新しいワクチンの有効性や副反応、安全性の周知、養護教諭への研修は進んでいましたが、子宮頸がんワクチンの接種を受けた人は過去8年間で、対象者の1%未満だったことが判りました。そして、新しいワクチンの接種希望者が何人位になるのか、1回あたりのワクチン接種の料金をいくらにすべきかなど想定が難しいとの声も多くありました。

茨城県では、積極的に接種を呼びかけている国の方針に合わせて来年春にもワクチン接種を始められるように市町村への情報提供を進めています。

新着記事一覧