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2022年11月15日(火曜日)

茨城県とヨコレイ/ICTの養殖作業で 持続可能な漁業へ/遠隔自動給餌など

 

サバの漁獲量が全国1位の茨城県は、持続可能な漁業を目指し、冷蔵倉庫大手の横浜冷凍・ヨコレイと協力し、情報通信技術・ICTを使ったサバの養殖に取り組んでいて、11月15日、報道機関向けの説明会がありました。

茨城県は持続可能性のある漁業の創出が課題となっていて、サバの流通ノウハウを持つヨコレイと連携し、茨城県の課題解決に乗り出しています。両者はひたちなか市の那珂湊漁港で養殖の準備を進め、マサバ1万匹が入る12メートル四方のいけすを設置し、自動餌やり器やマサバの様子を水中で動画撮影するカメラ、水温と酸素濃度を測る水質センサーを設置して、遠隔管理できる仕組みを整えました。 

餌やりの作業がなくなったため、人の手に頼った場合に比べ、1日当たりの作業時間を3分の1近く減らしました。安定した水温管理やこまめな餌やりも可能です。那珂湊漁港であった説明会では、自動の餌やりをスマートフォンの画面に映しながら紹介。パソコンとスマートフォンで餌の量や給餌時間を設定できる仕組みを説明しました。

 

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