ニュース

2022年11月08日(火曜日)

ニュースなニューズ《青少年赤十字活動 日頃の実践を紹介 100周年記念大会》

ニュースなニューズ。

JRC=『Junior Red Cross』の略、青少年赤十字。

 

 

今年で活動を始めて100年を迎えました。「少年赤十字」が誕生して1世紀の節目を記念した「青少年赤十字創設100周年記念 茨城県大会」が11月2日、水戸市のザ・ヒロサワシティ会館でありました。

過去の活動の写真をスクリーンに映し、教育関係者らが歩みを振り返りました。そして、功労者表彰や体験発表なども行われました。100年の節目を迎えた心境や、今後の課題について、日本赤十字社茨城県支部 組織振興課 小吹勇介さんに、聴きました。

 

 

青少年赤十字活動誕生100年の節目を迎え、「100年を支えていただいた青少年赤十字事業に関わっていただいた児童生徒の皆さん、指導者の皆さんに感謝の気持ちでいっぱい」と話す小吹さん。日本で赤十字社ができてから135年。初期の時代から続いてきた青少年赤十字活動。そして、様々な災害などに学生たちや指導者が協力して続けてきた支援活動。災害、近年特に豪雨や地震などの大規模災害が各地で相次ぐ中、青少年赤十字活動への期待は大きい。「学生たちが募金活動とか通して現地の人の助けになりたいと活動を続け、被災地に物資を送ったりする活動している学校もあり、災害が困ってる方を助ける機会だと認識していただき、今後とも支援活動を行ってほしい」と振り返りました。日本赤十字社で作成している防災教材は、幼稚園や保育園向け、小中高校向けのものがあり、全ての学校に防災教材を配布。授業で防災教育を行った事例もあり、「今後も防災の意識を学生達にも持っていただければ」。授業を行った後の感想では、「危ない箇所が今回の学習でよくわかったなどという感想を伺っている。防災教育っていうのは自分達を守るのはもちろん、多くの人を助けることに繋がる」。赤十字のボランティアと加盟校の学生達が一緒にイベントで広報活動や募金活動を行うケースも。少子化に伴う学校の統廃合が続くなか、青少年赤十字に加盟する学校も大きくは増えないような状況が続き、青少年赤十字の加盟校を増やすことが課題。ボランティアの形自体が今や多様化し、オンラインでの取り組みなども登場する中で、最善の方法見つけながら、防災の知識を教えるセミナーの実施などといった青少年赤十字活動に力を入れるということです。防災教育を活用し、その目線に立って活動を広げていきたいとしています。今年はウクライナの人道危機など、世界に目を向ける機会も増えてきました。「学生たちには地域はもちろん、世界に目を向ける機会を今後とも赤十字として作ってあげて行きたい」。

 

 

青少年赤十字は、第1次世界大戦の際、カナダとアメリカ、オーストラリア、イタリアの生徒と教員が、戦争で苦しむヨーロッパの人々を励まそうと手紙や包帯、衣服などを赤十字を通じて届けたのがきっかけで誕生しました。人間尊重や奉仕の心、助け合う精神の育成を目指し、小学校・中学校・高校などで、福祉や健康、助け合いなどに関するボランティアや地域活動を行っています。2021年度末現在、全国で222校園が加盟しています。

 

新着記事一覧