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2022年11月04日(金曜日)
かすみがうらの採卵鶏農場で鳥インフル、 104万処分
かすみがうら市の養鶏場で、高い病原性の鳥インフルエンザが検出され、茨城県はおよそ104万羽の殺処分を始めました。
県畜産課によりますと、かすみがうら市の養鶏場から11月3日、死んだ鶏の数が通常の2倍あまりに増えたと通報がありました。遺伝子検査の結果、4日朝、高い病原性の鳥インフルエンザへの感染が確認されました。
(写真:茨城県提供)
茨城県は、4日午前7時から自衛隊の協力を得て、ニワトリの殺処分を始めています。感染が確認され、殺処分されるニワトリはおよそ104万羽に上り、終了までに1週間以上かかる見込みです。県は、養鶏場から半径3キロ以内を ニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」に、また半径10キロ以内を地域からの出荷などを禁止する「搬出制限区域」に設定しました。さらに、周囲の養鶏場などに感染が広がらないよう出入りする車を消毒するポイントを設けました。
県によりますと、鳥インフルエンザが人に感染した事例は国内で報告されておらず、高い病原性鳥のインフルエンザに感染した卵を食べても感染はしないということです。今回の鳥インフルエンザの発生は今年度、国内では4例目で、茨城県内での確認は去年2月以来です。