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2022年11月04日(金曜日)

ニュースなニューズ《東京パラリンピック車いすバスケ女子日本代表による特別授業の様子》

ニュースなニューズです。

高萩市の松岡小学校で、車いすバスケットの体験会が行われました。

講師として参加したのは、東京パラリンピックの女子車いすバスケでキャプテンを務めた財満いずみ選手と、パラスポーツの振興団体シッティングスポーツ協会のスタッフ3人です。

財満選手は山口県出身で、現在はつくばみらい市在住の25歳です。生まれつき背骨が曲がってしまう脊椎側彎症を抱えており、小学6年生の時、手術の際に下半身の運動機能を失いました。その後、中学2年生から車いすバスケを始め、2014年に日本代表に初選出されて、2021年の東京パラリンピックではキャプテンを務め、日本の6位に貢献しました。

 

 

 体育館で行われた体験会では、全校生徒およそ300人が学年ごとに3つに分かれて参加しました。体験会では、まず財満選手が自らが車いすバスケを始めるきっかけや、障害の向き合い方について講演を行い、その後子供たちに対して、車いすの乗り方やシュート練習などの指導を行いました。

車いすバスケで使用する車いすは、通常の車いすと違って、ブレーキが無いなど特殊なため、最初は子供達も乗るのに苦労していたが、講師の指導を受けて上達し、最後には試合を楽しんでいました。他にも「実際にやってみて改めて財満選手のすごさが分かった。」「いろんな人と協力できるスポーツだと思った。」という声が聞かれました。

 

 

また、財満選手は、去年のパラリンピック以降、体験会などで、車いすバスケを知っている子供達が増えている事を実感していて「子供たちが小さい頃にこのような機会を通じて学んでくれることで、今後の障害者に優しい社会作りに貢献できれば」と話していました。 

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