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2022年11月01日(火曜日)

水戸黄門漫遊マラソン 3年ぶりで10月30日号砲 ボランティア準備万端 エイドステーション

3年ぶりの水戸黄門漫遊マラソンの号砲を10月30日に控え、ランナーに食を楽しんでもらおうという今大会のエイドステーション、コース中の水分や食べ物を補給できる施設の準備が進んでいます。コロナ禍でも、およそ4キロごとの12地点それぞれで、エイド定番のバナナやスポーツドリンクのほか、水戸産の産品も楽しめます。大会のプログラムにも協力店舗が一店一店掲載され、提供品が紹介されています。レース中のランナーにとって、エイドステーションはいってみれば、砂漠の中のオアシスみたいな存在です。それぞれの店舗でも、3年ぶりの本格的なマラソン大会に向け、ランナーへの久しぶりのもてなしを楽しみに、準備に当たっていました。スタートから28キロ地点付近、水戸市河和田町にある「かわだ食堂」では、水戸産の冷凍ブルーベリーや、ミニトマトが提供されます。店主の鈴木俊一さん・73歳は「やっぱりみんなに頑張ってもらいたい気持ちと、お手伝いができれば。うちの店に来ていただいているお客さんも何人か走ってるし、無事走り終わってもらいたいなって気持ち。そして、頑張るぞ!って気持ちです」。この日は鈴木さんの親戚も全員集合することになっていて、マラソン大会が大切な行事となります。

 

 

一方、10キロ地点にある「下町食堂」では、エイドの定番・バナナなどが提供されます。77歳の女性従業員は「(3年ぶりの開催について)率直な気持ち、嬉しいし、皆さんとお会いも出来るしありがたい。練習で店の前を通る方が「下町さん」と声をかけて下さる方が沢山おいでになりますので、とても楽しみ。ランナーにとっては、提供したものや関わった記憶が、深く結びついているのではないか」と話しました。ランナーたちとの再会も楽しみにしています。水戸といえば梅。第1回大会から、干し梅のエイド場所を提供した、20キロ地点に近い、ヘアーサロン「ソレイユ」の木村孝子さん・72歳は「ワクワクしてます。お祭りだと思っているので楽しみ。(第1回大会当初は)どうなるんだろうっていう気持ちでいたが、いざ、ランナーが走るところを見たり、地元の中学生が頑張って応援したりする姿を見ると感動するし、本当にスポーツって気持ちが伝わるんだなっていう気持ちになります」。

 

 

10月30日の水戸の最高気温は20度前後と予想されています。コロナ禍でも、日差しが強く、汗だくのランナーたちを、エイドステーションが温かいもてなしで支えます。

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