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2022年10月28日(金曜日)

ヤングケアラー支援の協定締結 茨城県とNPOカタリバ

 

家族の介護や身の回りの世話などを行う18歳未満の子ども、いわゆる「ヤングケアラー」を支援しようと、ヤングケアラーの問題に取り組んでいるNPO法人と茨城県が10月27日協定を結びました。

これにより、県内で支援を希望する中学生と高校生のヤングケアラーとその保護者数十組をオンラインで支援するプロジェクトが来年4月からスタートすることになりました。

県と協定を結んだNPO法人「カタリバ」は去年12月からヤングケアラーの支援を行っています。今後は支援対象の子どもと保護者それぞれにオンラインで定期的な面談を行い、適切な行政サービスの提供につなげることにしています。

支援の対象となるのは県内の中学生と高校生で、今年12月に学校を通して募集をかけ、来年4月から1年間、支援を行います。協定締結の席で、大井川知事は、実績のあるカタリバと連携してヤングケアラーの支援につなげたいと述べました。カタリバ代表理事の今村久美さんはオンラインのサービスを駆使してケアラーを手厚くフォローしたいと話しました。

茨城県では去年12月に「ケアラー・ヤングケアラー支援条例」が施行されました。今年4月から7月まで県内すべての中学生と高校生を対象に実態調査が行われ、結果は来月中(11月)に公表される予定です。

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