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2022年10月24日(月曜日)

JAと茨大の就農体験学修プログラム 大学生と生産者 汗を流す

高齢生産者の離農や担い手不足が懸念される「農業」を支えるため、茨城大学農学部とJAグループ茨城が新たな、就農体験学修のためのプログラムを進めています。

就農体験学修のためのプログラムは今年からスタートしていて、10月20日、土浦市にある農場では、茨城大学農学部の学生が、生産者とともに、農作業に汗を流しました。この日の作業は、さつまいものつる草を刈り取る農場の環境整備で、畝に沿ってクワを入れていました。

 

 

プログラムでは、生産者と学生の双方に利点があるケースの構築を探っていて、農業を応援してくれる人材を増やしたいと考えています。

茨城県は北海道、鹿児島県に次ぐ全国3位の農業産出額を誇り、「首都圏の台所」とも言われていますが、農村の環境は厳しさを増しています。

JAは求人ウェブサイトや農業アルバイトマッチングサービス「農 HOW」を活用し、大学や短大、専門学校などに働き掛けて、農業を応援してくれる人材を増やそうという取り組みを進め、就農者も出てきましたが、農業生産の全体は依然、実習生の労働力に頼っています。燃料費や資材費の高騰とともに、人手不足への危機感は止まりません。

 

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