ニュース
2022年08月31日(水曜日)
茨城県 保育所不足による待機児童はゼロ
茨城県内で保育所の不足によって入所が叶わない児童、いわゆる待機児童は、今年8月の時点で、実質ゼロであることがわかりました。
県によりますと、県内の待機児童は、保育所や認定こども園の整備を進めたことで5年前の2017年の516人をピークに解消が進んできました。今年4月の時点では、保育所への入所を希望しながら入所できなかった待機児童が8人いました。しかし、8人は医療面で特別なケアが必要な児童で、8月までに、児童発達支援施設などへ入所するなどしたため、実質的な待機児童はいなくなりました。
県は仕事と子育てを両立し、安心して子育てができる環境づくりを整備しようと、3歳以上の子供を預かる幼稚園をゼロ歳から預かる認定こども園にすることに取り組んでいます。県ではこうした取り組みが待機児童の減少につながったとみています。
県内で、保育所などを利用している児童の数は年々増加していますが、県は将来的な少子化も見据えて、小規模で家庭的な保育の整備もすすめていきたいとしています。