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2022年08月26日(金曜日)

誰も自殺に追い込まれることのない茨城

 

「誰も自殺に追い込まれることのない茨城」を実現しようと医療関係の団体など4者が8月26日、水戸市内で協定を結びました。協定を締結したのは、茨城県と県医師会、県病院協会、県精神科病院協会の4者です。

茨城県によりますと、自殺した人は、今年1月から6月までの半年間で260人にのぼり、去年の同じ時期に比べて6人増えています。ここ数年は女性と若者の自殺が高い傾向にあるということです。

また、県障害福祉課精神保健グループの鈴木豊美課長補佐は、自殺した人の7割が自殺する前に何らかの相談機関に相談している点を重視しています。

茨城県が、全国の都道府県で初めて設置した「よりそい相談支援チーム」は自殺未遂者や家族を対象にカウンセリングをしたり関係機関に繋いだりして、自殺の可能性の高い人へ伴走型の支援を進めています。

今回協定を結んだ4者は、情報を提供し合うことによって自殺の防止に向けた連携を進めるということです。

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