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2022年08月19日(金曜日)
つくば市の県営洞峰公園改修計画 近隣マンションの管理組合が中止要望
つくば市にある県営の都市公園にバーベキュー場などを整備する計画について、近くにある2つのマンションの管理組合が8月19日、茨城県とつくば市に事業の中止を求める要望書を提出しました。
つくば市二の宮にある県洞峰公園は老朽化した体育館とプールの改修などに1年間で平均8000万円の費用がかかるため県は公園内に有料のバーベキュー場や宿泊棟を整備して売り上げを改修費用に回す計画を示しています。
これに対して、公園の近くにある2つのマンションのおよそ260世帯で構成する管理組合はアルコール類の提供による風紀や治安の乱れ、ゴミ、騒音など自然環境や住環境が損なわれると主張しています。
管理組合は19日、中止を求める要望書を県と事業者に郵送したほかつくば市の五十嵐立青市長に直接提出しました。市の関係者によりますと、つくば市の五十嵐市長は、「要望書の内容を県にしっかり伝える。今後はアンケートの結果を待って対応する」などと応じたということです。
洞峰公園の改修計画をめぐって、県は7月、住民説明会を開いたほか8月末まで、県民を対象にしたインターネットのアンケートを行っています。