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2022年07月22日(金曜日)

「ニュースなニューズ」 引退の参議院議員に聴く② 自民党・岡田広参議院議員

 

ニュースなニューズ。引退の参議院議員に聴く。21日に続き、政界を引退する自民党の岡田広・参議院議員に聴きました。自民党は茨城県議会で最大会派。また、去年の衆議院選挙では、県内7つの選挙区のうち、自民党が5つの選挙区を制しました。「保守王国」を堅持しています。政治家として意識してきたことや、衆議院の選挙制度、後進の育成などについて伺いました。

「(衆議院の選挙制度について)個人としては小選挙区はやっぱり旧選挙区に戻した方がいいと思っています。政党っていうことはもちろんありますが、新旧あるわけではないし、個人票も相当あるだろうと思うので、中選挙区の定員何人という中でそれぞれの国会議員など候補者が切磋琢磨していく。地元にもちろん帰ってよく現場の声を聞いて、国会に反映させていく。新人だってその方が出馬しやすいと思います。小選挙区だとどうしても政党の公認をもらわなければなかなか出られない、そういう選挙制度になっているんじゃないかなっていう気がします。昔の中選挙区なら、何党でも、無所属でも、切磋琢磨して国民の皆さん、地元の皆さんと触れ合って政治をやる。分かりやすく広めることで、投票率も上がることになるんじゃないかという気がします」

「(後進の育成について)田所衆議院議員と2人で「茨城市町村政策研究会」っていう勉強会、市町村議員の勉強会をもっていて、今もやってます。自分も勉強しないといい話できない。私が出版した6冊目の本の中でも書きましたが、後進の育成で一番大切にしたいことはゼロからのスタート。フランス語で水はゼロ(0)と書いて「オー」。政治の原点は水だと思ってます。水のようにさわやかに力強く自然体で活動することができれば最高の人生だと思います。水はどんなものでも洗い流しをしてしまう大きな効力を持っています。家族や国民の多様な意見に耳を傾けなさい、といってます。水は手でつかむことができません、両手で汲み取るものだから、家族の心も市民・県民・国民の心も汲み取ることができた。今、水戸市のために茨城県のために日本のために頑張ろうという今の心、今日の気持ちを忘れない、それが一番大事なんだと思っています。そこに、現場主義が重なってきます」

「(後に続く政治家の皆さんにメッセージを)聖徳太子は1回で10人の声聞いた、11人の意見を聞いたって言われていますが、そんなことが私たちにできるわけではないので、多様な意見に耳を傾け、いろんな頼まれ事もあるから、日程の手帳を持たないで、手帳を持ってそこにいろんな頼まれば書いて、相手の電話番号を聞いて必ず連絡してやることにしている。復習って言葉がありますが、必ず頭で聞いただけではやっぱり忘れてしまうもの。さまざまな会合で話したことも書き留め、別な会合では同じ話をしないようにしたりとか。そして、その時に書かなければ忘れちゃうので、私は書くということは、ものすごく大事なことだと思っていて、それだけはずっと実践したつもりです」

 

11年前の東日本大震災が発生したまさにその時、岡田さんは参議院の決算委員会で質問に立っていました。その後、復興副大臣も務めました。 「民主党は『コンクリートから人へ』と主張して政権を取りましたが、コンクリートも人も大事。限られた予算をどうつけるかを考えるのが責任ある政党の姿だと感じた」と話しています。

 

 

 

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