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2022年05月24日(火曜日)

生後2カ月の長男虐待死 25歳父親 「何を言っても泣き止まず」

生後2カ月の長男に暴行し死亡させたとして、傷害致死の罪に問われた父親の裁判員裁判で、被告人質問が24日、水戸地裁で開かれ、父親は「何を試しても泣き止まずイライラした」と暴力をふるった理由を語りました。裁判は去年10月、大子町のドラックストア駐車場で生後2か月の長男を両手で抱えたまま車のシートにたたきつけて脳挫傷などで死亡させたとして、ひたちなか市に住む無職の堀江弘輝被告・25歳が傷害致死の罪に問われているものです。きょう(24日)は被告人質問が行われ、なぜ子供に暴力をふるったのか、と尋ねられると、「抱っこをしてもおしゃぶりを渡しても泣き止まず、どうすればよいかわからなかった。元妻はその場におらず、ほかの2人の子どもも泣くのではという焦りから長男に手が出てしまった」と語りました。当時、堀江被告の2度の不倫がきっかけで夫婦仲が悪くなり、仕事の退職や引っ越しなども重なってストレスが溜まっていたということです。一方で子ども達については、「一緒に公園に行ったり、料理をしたりして楽しかった。長男だけでなく、ほかの姉妹も傷つけてしまい申し訳ない」と涙ながらに語りました。

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