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2022年05月17日(火曜日)
土浦マンホール事故・死亡した現場責任者を書類送検
おととし10月、土浦市のマンホール内で汚泥の除去作業にあたっていた作業員2人が死亡した事故で、警察は、事故を事前に予測し適切な安全管理を怠ったとして、当時の現場責任者を、容疑者死亡のまま業務上過失致死の疑いで書類送検しました。
書類送検されたのは、土浦市にある清掃業「東商事」で事故当時、取締役部長を務めていた41歳の現場責任者の男性です。
警察が調べたところ、男性は安全管理の責任者でありながら、マンホールの換気や、安全に関する適切な指示を従業員に十分に行っていなかったことがわかったということです。38歳と41歳の作業員は、マンホールの底に転落し、酸欠で窒息死しました。
一方、土浦労働基準監督署も5月17日、酸素欠乏症を防止するための空気呼吸器などを備える危険防止のための措置を怠ったとして、 会社としての「東栄商事」と取締役部長だった41歳の現場責任者を、水戸地方検察庁土浦支部に書類送検しました。