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2022年05月13日(金曜日)
洞峰公園、有志が協議会設置求め署名提出へ
つくば市にある洞峰公園に、茨城県がバーベキュー場や宿泊棟などを整備する計画に対し、つくば市の住民が有識者などで作る協議会の設置を求めて5月13日、県に対し2100人分の署名を添えて要望書を提出することになりました。
要望書を出すのは、「地域参加型の洞峰公園整備計画を求める会」の住民です。洞峰公園はつくば市にある県の公園で、今年4月から公募で決まった指定管理者が、管理と運営に当たっています。住民から不安の声が出ているのは、敷地面積の1割を占める旧野球場にバーベキュー場や宿泊棟を作る計画に対してです。
つくば市の五十嵐立青市長が、「現状の静かな環境が崩れる」などとして計画の変更を求める考えを示しているのに対し、茨城県の大井川知事は記者会見で「計画の変更は考えていない」と述べています。
これを踏まえ、つくば市の住民有志でつくる「地域参加型の洞峰公園整備計画を求める会」では、公園の利用者や住民、有識者などで話し合う協議会の設置を求め、県に対し、13日、2100人分の署名を添えて要望書を提出することになりました。
会の代表をつとめるつくば市の木下潔さんは「署名はつくば市だけでなく守谷市や土浦市、東京都内などにも広がっている。40年以上の歴史がある洞峰公園について透明性の向上と建設的な意見交換を」などと話しています。