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2022年05月11日(水曜日)

首長懇、原電・東海第二原発の工事を視察

(代表撮影)

 

東海村にある日本原子力発電東海第二発電所の周辺6つの自治体の首長らが、5月9日、再稼働に向けた安全対策工事が進む現地を視察しました。

視察したのは、原子力所在地域首長懇談会のメンバーである東海村や水戸市など6つの市と村の首長と関係者です。視察は去年の4月以来およそ1年ぶりで、原電が2024年9月までの工期延長を発表してから初めてです。

今回視察したのは3か所で、このうち、事故が発生した時の指揮・命令の拠点となる緊急時対策室では原電の担当者が高さ20メートルの防潮堤より高いところに対策室が設置されることなどを説明しました。

東海第2原発の再稼働を巡っては、水戸地裁が去年3月、広域避難計画の不備を理由に運転を認めない判決を言い渡しました。一方、東海村の議会では広域避難計画の早期策定を求める請願と意見書が可決されています。

東海村の山田村長は村民との丁寧な対話と首長懇談会など周辺の5つの市との協議を並行して進めていく考えを改めて示しました。

 

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