2022年03月10日(木曜日)

笠間焼発祥の地・久野陶園 存続のため 有志が改修資金をネット寄付呼び掛け

笠間焼発祥の窯元「久野陶園」を再生させて、人々の交流の場にしようと、14代目の女性と支援者らがインターネットで改修資金を集めるクラウドファンディングへの協力を呼び掛けています。

久野陶園は250年前の江戸時代中期に笠間藩箱田村の名主、久野半右衛門が滋賀県の信楽から来た陶器職人と現在の場所で焼き物を始めた笠間焼発祥の地です。明治時代に建てられた工場にはモーターで動くロクロや登り窯など歴史的文化財として価値が高い設備や道具が残っていますが、個人では維持管理が難しくなっていました。久野陶園を存続させたいと具体的に動いたのは、14代目で陶芸家の伊藤慶子さんと、友人や陶芸家仲間などでした。

ネットでの寄付の呼び掛け期間は2月から3月までの2か月間です。雨漏りがするトタン屋根の張替えなど急場をしのぐ資金400万円は何とか達成しましたが、市民が交流できるギャラリー作りなど活動を継続するための資金はまだ足りません。

伊藤さんも含め有志7人で作った「久野陶園をやっていく会」代表で、金属造形作家の佐々倉文さんは「日本遺産に認定された笠間焼の元を作った久野陶園を多くの人に知ってほしい」と3月末まで寄付を呼び掛けています。