2022年11月25日(金曜日)

「ニュースなニューズ」マサバ養殖 ICT餌自動化で 実証実験開始 ヨコレイ茨城営業所 松井美枝子所長インタビュー

 

ニュースなニューズ。

茨城県がICT・情報通信技術を活用したマサバの養殖実験の様子を公開しました。茨城県は漁業の持続可能性を高めるため、水揚げ量が全国1位のサバを養殖する方法を確立し、刺し身などの付加価値をつけた食べ方ができるようにします。マサバの稚魚1万匹をひたちなかの那珂湊港のいけすに投入し、1年後の来年11月ごろに出荷する予定です。

那珂湊港のいけすには遠隔で水質や魚の様子をモニタリングできるようなセンサーやカメラを取り付けています。餌は人工知能・AIを活用して自動で投入する仕組みを導入し、作業効率を高めてコストを削減します。

ニュースなニューズ、11月24日は茨城県と共同でマサバ養殖の実証実験を進めている冷蔵倉庫大手の横浜冷凍(ヨコレイ)茨城営業所の松井美枝子所長に現在の動きや課題について、話を聞きました。

試験養殖の機運の高まりについては「さんまもいわしも急に取れたり取れなくなったりしているが、刺身のように美味しく食べたいということで、サバの養殖してる方が多い。茨城県もその流れに参入されたのではないか」と話し、当面は10%から20%で推移するとの見通しを示しました。販売形態についてはスーパーや地元の土産店などで販売を想定しつつ、実証実験でビジネス化を目指したいとの意向だということです。とはいえ、養殖のニーズは高まりを見せていて、サーモントラウト、うなぎ、エビとさまざま。サバでいえば、生で食べるサバのおいしさは「食べると忘れられないという美味しさ」。茨城県は観光地でもあり、サバのおいしさを体感してもらい、さらに、サバを飲食店などで楽しんでもらうリピーターを増やし、子供や高齢者にもファンを広げたいとのこと。寿司店などでの活用なども肝になると話しました。量産化については「現在の試験いけすの10倍から20倍に広げ、1年かけて皆さんとやっていけたらいい」とのこと。地域との連携については「茨城県はチョウザメのキャビア、エビ類などものすごく盛ん。どう絡んでビジネス化のお手伝いができるのかが今後の課題。県立海洋高校の高校生との連携も行っているので、人のつながりを大事にしながらストーリーがある仕事をしていきたいなとは思ってます」。