2022年11月01日(火曜日)

ニュースなニューズ 10・30 3年ぶりの水戸黄門漫遊マラソン 走らなくちゃ

ニュースなニューズ。

10月30日、3年ぶりで水戸黄門漫遊マラソンが行われ、およそ8000人が参加して爽やかな秋晴れのもと、水戸市の偕楽園や千波湖などを駆け抜けました。笑顔で駆け抜けたランナー、思いを込めて走ったランナー。彼らが通り過ぎるたび、沿道に笑顔が広がりました。3年ぶりの市民マラソンが作り出したランナーの表情などについて、11月1日の「ニュースなニューズ」で畑中デスクがご紹介しました。

10月30日の午前7時、水戸市立三の丸小学校に設けられた受付では、新型コロナの感染予防に役立てようと、参加者全員から体調管理チェックシートを集めました。大会実行委員会は、受付について、これまで使っていた旧水戸城周辺の2か所のほか、JR水戸駅周辺のスペースも活用して、できる限り分散して、受付の手続きが済むようにしました。救護本部には、医療者や消防職員のほか、ボランティアが詰めました。大勢の市民ランナーが待ちわびた10・30(じゅってんさんぜろ)。「走らなくちゃ!」ランナーたちはマスク姿でスタート地点に集まってきました。ランナーの中には、コロナ禍で奔走する医療従事者の姿もありました。スタート地点の道路はランナーで埋め尽くされ、スタートが近づくと次々にマスクを外し、午前9時にフルマラソンがスタート。沿道には多くの地域住民が駆け付け、熱い声援を送りました。40キロ地点に近い水戸市の梅香トンネルは照明器具がLEDに変更され、明るい中をランナーが走り抜けていました。

 

 

写真=トンネル内を駆け抜けるランナーたちに市民が声援を送る。応援の人波は絶えることがなかった(水戸市の梅香トンネル)

 

長い人で6時間以上も走り続けるマラソンでは、コース途中でのエネルギー補給は欠かせません。ランナーに、食を楽しんでもらおうというエイドステーション・コース中の水分や食べ物を補給できる施設「エイドステーション」。大会の魅力の一つで、コースのあちこちに設けられました。水戸市河和田町の「かわだ食堂」もエイドステーションで水戸産の冷凍ブルーベリーを提供。親戚全員が集まって、ランナーたちを応援しました。

 

 

「水戸といえば梅」ということで、水戸市内原町のヘアーサロン・ソレイユでは、干し梅とタブレットを提供。

 

 

写真=3年ぶりのエイドステーション設置に、市民たちはランナーとの再会を待ちわびた                                (写真上:かわだ食堂の鈴木俊一さん夫妻 写真下:ヘアーサロンソレイユの木村孝子さん)

 

沿道には子どもたち、介護施設のスタッフ、そして、多くのボランティアスタッフ。主役のランナーと、支える裏方が1つになって盛り上がりました。完走を果たした人、果たせなかった人、結果はともあれ、ランナーたちはお互いの健闘をたたえあっていました。

フルマラソンを4時間19分22秒で完走を果たした水戸市の長山章三さん・73歳。フルマラソン120回目という、節目を迎える今回のレースで、フルマラソンからは引退することにしました。43歳で胃がんが見つかり胃の3分の2を切除しました。しかし、その後、60歳の時に大腸がん、66歳で腸閉塞も患いました。大病をはね返しての120回目のフルマラソン。そして、仲間たちとの完走に仲間の大切さを感じていました。水戸黄門漫遊マラソンにはボランティアでかかわり続けたいという長山さんですが、短い距離のレースには出場したいとのことで、妻に支えられてのマラソン人生が続きます。

私・畑中は初めて、走りながら沿道の様子をレポートしたり、取材したりするという「レポートランナー」でした。20キロ付近までは快調でしたが、キロ5分以内で快調に飛ばしたと思えば、キロ8分に落としてゆっくり取材するという動きを繰り返すペースコントロールの乱れが影響して、脚がパンパン。終盤で急激に失速するという苦い経験となりましたが、皆さんの応援に励まされ、コースや沿道の様子を無事お伝えできました。ありがとうございました。

写真=20度近い暑さも重なり、4時間半を超えるタイムでゴールした畑中デスク(ゴール地点の水戸市三の丸庁舎広場)