2022年07月13日(水曜日)

ニュースなニューズ  《トラクター盗難被害全国ワーストの茨城、その現状と対策とは》

 

ニュースなニューズです。

茨城県内では、去年、トラクターの盗難事件が全国ワーストである64件発生するなど、農機具の盗難被害が多く発生しています。これに対し警察は、民間と連携した啓発活動や防犯器具の開発に取り組み、盗難被害の防止・減少を目指しています。

日本製のトラクターは高額で、アジアを中心に人気が高く、新車は1台1000万円もの値段がするほど需要があるため、転売、また解体された上で部品を転売されるケースが多くなっています。窃盗団を検挙しづらい理由として、県や地域を超えた広い範囲で活動し、その範囲は県南、県西から県央、さらには県外へと北上しつつあります。手口は夜間に集団で盗み出し、トラックの荷台などに乗せて運び出します。田畑に置きっぱなしにするだけでなく、目に届く自宅の作業場のそばに置いて、カギをきちんとかけていても、窓ガラスを割るなどして運び出されることもあります。

 

 

盗難に遭った方は、今では外に放置せずに、トラクターを車庫の中にカギをかけて止めておくだけでなく、防犯カメラを設置するなどして対策を施します。茨城県警では企業と連携して盗難を防止するタイヤロックを開発しています。開発したタイヤロックは長さ2m、重さ10kgほどの黄色い棒状の鉄、タイヤのホイールの穴に通し、そこにカギをかけてタイヤをロック。棒の中は空洞になっており、摩擦面があるため、エンジンをかけ走らせよようとしても、大きな音が出るようになっています。更に、黄色く目立っていて周りから注目されやすく、何人かでトラクターを押し出し、トラックに載せて盗むのが手口である窃盗団が盗み出しづらくなります。

 常陸板金製作所は、元々警察にさすまたなどの防犯用品を提供していた金属加工会社で、この会社が警察やJAなどと協力して作りました。

 

 

このタイヤロック器具は「相棒Ⅱ」と名付けられ、値段はおよそ5万円と安価ではないが、2013年の発売からおよそ100本近く、北は北海道、西は福岡まで注文がありました。

 トラクター盗難に対応するには、他人事では無いという意識と、有効な防止用具を使うなどして対策を設ける事が大切です。