2022年05月26日(木曜日)

生後2か月の赤ちゃんが虐待され死亡 父親に8年求刑 弁護側は執行猶予求める

自分の赤ちゃんに暴行し死亡させたとして、傷害致死の罪に問われている父親の裁判員裁判が5月26日水戸地裁で開かれ、検察側は「赤ちゃんを死亡させた結果は重大だ」として懲役8年を求刑しました。

この裁判は、去年10月、茨城県大子町のドラックストアの駐車場で、ひたちなか市の無職、堀江弘輝被告25歳が、生後2か月の長男を両手で車のシートに打ちつけて脳挫傷などで死亡させ、傷害致死の罪に問われているものです。

26日の公判では、赤ちゃんの母親で堀江被告の元妻による意見陳述を裁判官が読み上げました。

元妻は、「守ってくれるはずの父親に暴力を振るわれ、姉妹や私も不幸に突き落とされた。被告には最大限の刑罰を与えてほしい」と求めました。

検察側は、「被告は女性問題や転職などストレスを抱えていたとはいえ暴力をふるっていいはずはない」と指摘したうえで、赤ちゃんが亡くなった結果の重大性も踏まえて懲役8年を求刑しました。

一方、弁護側は、「被告が遺族への慰謝料やほかの子どもへの養育費を払うためにも、立ち直る支援をするべきだ」と述べ、保護観察つきの執行猶予を求めました。

判決は5月31日に言い渡されます。