「食」プロジェクト

2019年11月24日(日曜日)

「いばらきの、生産者さんこんにちは。」常陸大宮市で「お米」を生産する、野上勉(のがみ・つとむ)さん!

 2019年11月18日の「いばらきの、生産者さんこんにちは。」は、常陸大宮市で生産されている「お米」の生産者をご紹介しました。メッセージは、常陸大宮市の野上勉(のがみ・つとむ)さんでした。10月16日、茨城放送にお越しいただきました!

 


 

 野上さんからご提供いただいた、米づくりを進める圃場などの写真です。

 

  

 

野上さんは、建設現場の仮設資材リースを手がける会社に勤めるサラリーマンから、結婚を機に農業に転身して7年になります。野上さんの米の生産で最近、とくに力を入れているのが「密苗(みつなえ)」と呼ばれる新たな栽培技術です。種もみを従来の2倍から3倍まいて密集した苗を育て、田植えを省力化するという技術です。

 

 

これまでは対応した田植え機がなく、効率化を図って農家が独自に種もみの量を増やそうとしても量は限られていました。3年前に新たな田植え機の販売が始まって、高密度な苗でも従来通り、3本から4本づつ、精密にかきとって植え付けられるようになりました。

 

 

 全国の農家が実証実験に参加し、野上さんも「密苗」農業を実践しています。そんな野上さんが力を入れるもう1つが、台風19号で大きな被害を受けた大子町特産のりんごをPRしようという動きです。今月6日には、水戸市内で
直売会があり、野上さんも常陸大宮5Hクラブの仲間とともに支援しました。
 高校まで野球部でピッチャーをしていた野上さん。新たな栽培技術への挑戦も、台風被害に対する支援も、ハードにスポーツに打ち込んできたアスリートならではの行動力が原点です。
 農業のこれからを築く熱い動きは始まったばかりです。

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