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LuckyFM茨城放送 食プロジェクト
ラジオ放送を通じ、東日本大震災時の原発事故による風評被害の払しょくと、茨城の食材の魅力を高めようという取り組みで、2013年にスタートしました。茨城県内のさまざまな「食」の資源を紹介しながら、「食」を盛り上げると共に、「地域資源を活用した農林漁業者等による新事業の創出等及び地域の農林水産物の利用促進に関する法律」の一部施行に伴う、6次産業化に対する各地の取り組みにもかかわってきました。新たな商品の開発、そして、地域を取り上げていくなど。このトレンドを鑑み、今後も、茨城県内の各地域、企業団体との連携強化につながる取り組みとしていきたいと考えています。
「いばらきの、生産者さんこんにちは。」鹿嶋市の多収米「とよめき」の生産者さんの鈴木伸吾さん!
2021年5月24日の「いばらきの、生産者さんこんにちは。」は、鹿嶋市の多収米「とよめき」の生産者をご紹介しました。
メッセージは鹿嶋市の、JAなめがたしおさいの組合員、鈴木伸吾(すずき・しんご)さんでした。
味以上に収穫量を重視し、値ごろ感のある「多収米」の生産が広がり始めています。
外食チェーンや弁当、おにぎりなどの中食では、収穫量が多く、コスト面から“救世主”として注目度が上昇してきました。大規模農家を中心にじわじわと浸透が進み、各地の農協も本腰を入れ始めています。
米の消費量は、人口減少や少子高齢化、食生活の変化などで毎年、10トン程度、減り続けています。JAなめがたしおさいでは、多収米で、需要が伸びている冷凍チャーハンなどに使う業務用米「とよめき」の生産を拡大し、生産者の所得向上と売り先の確保による経営安定化を目指しています。
「とよめき」は「コシヒカリ」より成熟は遅いものの、作業が同じ時期に集中しないよう収穫を分散したり、雨や風で倒れにくいということです。炊いた米飯は表面が硬めで粘り過ぎず、冷凍後に解凍してもべたつきません。
鈴木さんも2年前から「とよめき」の生産に乗り出しています。
とよめきの「T」にあやかって命名され、JAなめがたしおさいが毎年開いているT-1グランプリでは、鈴木さんが坪刈り収量の部で、グランプリを獲得しました。手頃でおいしい品種が増えれば、コメ復活の起爆剤となるかもしれません。
「いばらきの、生産者さんこんにちは。」つくば市の鈴木きのこ園の鈴木繁男さん!
2021年5月17日の「いばらきの、生産者さんこんにちは。」は、みそ汁でおなじみの具材、つくば市の「なめこ」
の生産者をご紹介しました。
メッセージは、つくば市中別府の「鈴木きのこ園」代表、鈴木繁男(しげお)さんでした。鈴木さんは、県内最大
規模のなめこの生産者です。
「鈴木きのこ園」は、つくば市の西部にあります。頑丈な鉄骨組みの建物には、空調が管理された培養室や作業室
がそろっていて、原木栽培ではなく、菌床を使った栽培が展開されています。
広葉樹のおがくずを菌床として瓶に詰めて、高温、高圧殺菌します。
殺菌後に種菌を植え込み、培養室で一定の温度と湿度を保ち、そうしながら管理すると、2カ月で収穫できます。
培養室には菌床が詰め込まれたプラスチックボトルが無数に並べられ、別室で大きく育った「なめこ」を大胆にハ
サミでザクザクと切り落とします。
処理する数は1日に平均4500個で、四季を通じて収穫。切り落とされたナメコは、サイズ別に袋詰めされます。
出荷先は宅配を展開する生活協同組合や、つくば市内などの野菜直売所やスーパーの産直コーナーで販売し
ています。
「いばらきの、生産者さんこんにちは。」つくば市のしいたけの生産者さんの吉葉昭夫さん!
2021年5月3日の「いばらきの、生産者さんこんにちは。」は、つくば市のしいたけの生産者をご紹介しました。メッセージは、JAつくば市谷田部のしいたけ生産者、吉葉昭夫(よしば・あきお)さんでした。
豊かな風味と歯ごたえのある「しいたけ」。吉葉さんはつくば市の谷田部地区に構えるお店「きのこファーム」の敷地で、しいたけを生産しています。ナラの木や米ぬかを使った菌床しいたけの生産量は、年間で8千菌床。JA全農いばらきの「ポケットファームどきどき」に出荷しています。そして、香りが強く、肉厚な原木しいたけも1万本、生産しています。農閑期となる冬も含め、周年で栽培できる環境を整えているということです。
しいたけは各地域で、10年前の東日本大震災の影響を受け、吉葉さんが生産活動を続けるつくば市内の生産者も当時、対応に追われました。いまは震災前とほぼ同じような生産活動を続けています。菌床のうえには、シイタケがおいしそうにぽこぽこ、と顔を出していました。
そんな吉葉さんの「JAつくば市谷田部」では先月、経済的に困難を抱える子どもの未来を支援するための「つくばこどもの青い羽根基金」への寄付金と地元産の野菜を贈りました。
学習支援や子ども食堂、学習塾代助成といった子どもの未来を支援するための「つくばこどもの青い羽根基金」を通し、香りが強く、肉厚なしいたけが暖かい食卓を彩っています。
「いばらきの、生産者さんこんにちは。」つくば市のしめじの生産者さんの山田大輔さん!
2021年5月10日の「いばらきの、生産者さんこんにちは。」は、つくば市の「しめじ」の生産者をご紹介しました。メッセージは、JAつくば市谷田部産直部会の山田大輔(やまだ・だいすけ)さんでした。
ぷりぷりした食感がたまらない「しめじ」。食物繊維が豊富で低カロリー!
食べて美味しく体にも嬉しいきのこ。お手頃価格なので、食卓の味方です。旨味たっぷりの滋味がじわっと口の中に広がり、歯ごたえのある逸品です。
40年ほど前に父親が設立した農場を15年前、大輔さんが継承しました。栽培を手がける2つの建屋には、「ぶなしめじ」のほか、「ひらたけ」の培養瓶だけがぎっしりと並び、湿度98%の室内は、しんと静まりかえっています。
一方で、包装や出荷などを行う建屋は、ベトナムとカンボジアから来日した、外国人研修生がフル回転で作業にあたっていました。
茨城県は全国3位の生産量を誇り、山田さんの生産量も300トン、関東や山梨、静岡の各県のほか、福島などに出荷し、コロナ禍で宅配の需要が増える中で家庭に直送されるほか、スーパーにも並んでいます。
農業は作業に手間がかかる先が見えない仕事でもありますが、「きのこ」栽培には品質が一定で経営も安定しているという強みがあると感じています。
山田さんが加わっているJAつくば市谷田部はこのほど、経済的に困難を抱える子どもの未来を支援するための「つくばこどもの青い羽根基金」に寄付金と地元産の野菜を贈りました。
山田さんもこうした活動に共感しながら、食べ物を、困っている人たちに届ける「フードバンク」への取り組みや、地域の小学生の社会科見学にも協力しているとのこと。これからも「きのこ」で社会を盛り上げてゆきます。
「いばらきの、生産者さんこんにちは。」行方市のさつまいも、JAなめがたしおさい甘藷部会連絡会会長の髙木雅雄さん!
2021年4月12日の「いばらきの、生産者さんこんにちは。」は、行方市のさつまいもの生産者をご紹介しました。
メッセージは、行方市のJAなめがたしおさい甘藷部会連絡会会長の髙木雅雄(たかぎ・まさお)さんでした。
秋の味覚さつまいも!甘くてホクホク、というのはかつての常識。「新タイプのさつまいも」、新しい品種が次々に登場し、焼き芋に向くタイプ!天ぷらや大学芋に向くタイプ!ホクホク派にぴったり!ねっとり派にぴったりと、様々です。髙木さんは行方市で、6ヘクタールの広さでさつまいもを生産。
自宅の貯蔵庫でバナナより甘くなるような、でんぷんをあまく熟成させておいしくする技術「キュアリング」を通し、熟成させてから出荷し、1年を通して、質の高いさつまいもの供給を続けています。
JAなめがたしおさいでも特産のさつまいもをキュアリングする、「北部甘藷キュアリング処理・貯蔵施設」を2年前に完成させるとともに、5年前から東南アジア、4年前から現在の主な輸出先のカナダ向けに、船便での輸出を始めました。
タイ・香港向けにも輸出を始め、行方産のさつまいもの満足度と知名度の向上を図っているということです。
ヨーロッパ向けには輸送手段として航空便を使い、産地から欧州の顧客まで3日程度で商品が届く仕組みです。
JAなめがたしおさいは、今後もブランド化と生産者の意識向上を図るため、輸出に力を注ぐ方針です。地域に根差した産品のブランドを保護する地理的表示保護制度・GIへの登録も目指し、全国トップレベルの産地の力を向上させたいとしています。
「いばらきの、生産者さんこんにちは。」茨城町のトマト、JA水戸ひぬま産直部会の緑川和美さん!
2021年4月19日の「いばらきの、生産者さんこんにちは。」は、茨城町のトマトの生産者をご紹介しました。メッセージは、JA水戸ひぬま産直部会の緑川和美(みどりかわ・かずみ)さんでした。
真っ赤に熟したトマトは身近な野菜。サラダだけでなく、煮込みやパスタソースなどさまざまな料理に使われています。JA水戸ひぬま産直部会では、大玉の「越冬トマト」を中心に、1年中、トマトなどの収穫や出荷を行っています。越冬トマトは8月に定植し、10月下旬から7月中旬まで出荷します。
栽培する「大安吉日」「風林火山」は「病気に強く、味がよい」のが自慢です。越冬トマトは大型ハウスで育て、トマトのつるをつりあげ、栽培します。高さはおよそ12メートルで、虫の侵入を防ぐため、目の細かい防虫ネットや、防虫シートの設置などの対策を取っています。部会員の多くは、地域特産の春メロンや、にんじん、とうもろこしなどとともに栽培しています。「当初は経験がなく、試行錯誤だった」という緑川さん。部会員の奥様が、スーパーの店頭で販売促進活動に取り組んで産直トマトの魅力を伝え、部会では、JAや普及センターなどの協力で適正な肥料の使用法を検討。栽培期間中は毎月畑を巡回するなど、技術の確立にも努めてきました。堆肥など有機肥料を使い、出来る限り農薬を使わず栽培します。世界のスーパーやレストランで農産物を仕入れる際に参考にする「GAP」と呼ばれる認証基準にも適合するようにしようという取り組みです。生産を始めて8年目、ここにきて作り方が分かってきたという緑川さん。今年もおいしいトマトができそうです。
「いばらきの、生産者さんこんにちは。」つくば市のお米「姫ごのみ」。JAつくば市最良食味米生産部会の農家15人でつくる「姫ごのみ栽培研究会」の関喜幸さん!
2021年4月26日の「いばらきの、生産者さんこんにちは。」は、つくば市のお米の生産者をご紹介しました。
メッセージは、JAつくば市最良食味米生産部会の農家15人でつくる「姫ごのみ栽培研究会」の関喜幸(せき・よしゆき)さんでした。
もちもちと弾力のある食感と、冷めても硬くなりにくく、おにぎりや弁当など加工品にも適しているお米「姫ごのみ」。コシヒカリよりも味のよい品種、と打ち出し、「姫ごのみ」を普及させようと、つくば市内の稲作の生産者たちが、2016年から栽培を本格化させています。栽培面積も10ヘクタールを超え、「台風でも倒れにくく、栽培しやすい」と話します。関さんは「姫ごのみ」を中心に、米を生産しています。
姫ごのみは、農研機構で開発されました。
収穫時期がコシヒカリと重ならないため、生産者にとっては作業を分散できるメリットがあります。収穫時期がコシヒカリよりも若干遅い10月上旬。大規模農家にとっては、コシヒカリが一度に実って収穫が間に合わなくなる心配がなくなります。
半分はJAに出荷し、残りは個人の直売所などで販売していますが、「姫ごのみ栽培研究会」では生産量を増大させ、将来的には食品メーカーや飲食店との取り引きを目指します。コロナ禍で、外食を控える動きが響き、供給過多が続きますが、野菜などとの並行生産でこの難局を乗り切っています。
そして、関さんが加わっているJAつくば市はこのほど、経済的に困難を抱える子どもの未来を支援するための「つくばこどもの青い羽根基金」に寄付金と地元産の米を贈りました。
関さんの作った「姫ごのみ」が、困っている人たちに手を差し伸べています。
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