野菜嫌い克服　キャラ演奏2野菜新たに 「USHIKU野菜オーケストラ」

子どもの野菜嫌いをなくそうと、牛久市の栄養士らが作った地元野菜のテーマソング「USHIKU野菜オーケストラ」に、新たに「小松菜」と「ごぼう」が加わることになり、準備が進んでいます。

「USHIKU野菜オーケストラ」は、15種類の地元野菜たちが楽器を奏でるというテーマソングです。関東大会で常にトップ入賞を果たしてきた牛久市の牛久第一中学校の混声合唱団が、　爽やかな歌唱力で地元野菜を演じています。この8年、市内の13の小・中学校では給食の時間にこのテーマソングを流し、子どもたちに喜ばれています。ダイコンは「おなかを元気にするジアスターゼ･･･健康で長生き」、ハクサイは 「ビタミンCでみんなを支えます。得意料理は鍋料理」など、楽しく機能性が分かるようにしています。市内在住の美術家に絵を描いてもらい、ポスターなども仕上げました。8年前のアンケートで、野菜は半数以上の子どもが「嫌い」「苦手」と答え、朝食で野菜を食べる割合も4割ほどでした。ごぼうや小松菜も牛久は生産が盛んで、市では、新たな顔ぶれが加わる「野菜オーケストラ」に親しみを持ち続けてもらい、給食にとどまらず、野菜嫌い克服の流れを家庭にも広げたいと意欲的です。