「食」プロジェクト
2024年12月10日(火曜日)
かすみがうら市 「オーガニックビレッジ宣言」 有機農業に力 担い手不足解消に期待
かすみがうら市は、12月9日、有機農業の推進に取り組む「オーガニックビレッジ宣言」をしました。オーガニックビレッジとは生産から消費まで、地域一体となってオーガニック=有機農業を推進していくと宣言する市町村のことです 。農林水産省から補助金を受けられるほか、PR効果によって、担い手不足の解消などを目指します。
現在、全国で129の市町村、茨城県内では3つの市が取り組んでいます。 宣言に合わせ、かすみがうら市は「有機農業実施計画」を策定しました。野菜の種類を増やすほか、生産者の所得向上や、担い手不足解消を目指し、将来の地元農業を担う子どもたちの食育にも力を入れます。
9日は、市立霞ケ浦南小学校で「宣言式」があり、かすみがうら市の宮嶋謙市長が宣言を行いました。
当面、有機米と有機野菜を小中学校での給食に活用し、消費の拡大を進めます。この日は、有機米と有機野菜を使った給食を楽しみました。
農林水産省はこの「オーガニックビレッジ」自治体を来年(2025年)までに100カ所、2030年までに200カ所にするという政策目標を掲げています。