「食」プロジェクト

2016年09月06日(火曜日)

いばらきの、生産者さんこんにちは。 霞ヶ浦「シラウオ」

8月23日の「いばらきの、生産者さんこんにちは」は、霞ヶ浦でとれた「しらうお」の生産者のご紹介でした。

きょうの「いばらきの、生産者さんこんにちは」は、霞ヶ浦でとれた「シラウオ」の生産者のご紹介でした。

お話は、行方市でシラウオ漁を営む、霞ヶ浦漁業協同組合の水産研究会会長の、伊藤一郎(いとう・いちろう)さんでした。

明治から昭和の時代に、霞ヶ浦と北浦の風物詩として知られた帆びき船。

この帆びき網漁で獲っていた魚の一つがシラウオです。

天ぷらなどの具材に使われるシラウオは、シラウオ科で体長およそ10センチ、イワシなどの稚魚を指すシラスや、踊り喰いで有名なシロウオとは異なります。

本来、塩分を含む汽水にすむ魚ですが、霞ヶ浦が淡水化した現在でも、この湖にはシラウオが生息しています。

かつての湖に思いを馳せさせる魚です。

漁が始まってすぐのシラウオは大きさが4センチほどで、煮干しで食べるのが地元流です。

秋に大きく育てば、佃煮にも加工されます。

それらに加え、かき揚げや天ぷら、卵とじ、吸い物など、大きさや季節によってそれぞれの味わいが楽しめるのが霞ヶ浦・北浦で獲れたシラウオの魅力です。

カルシウムやマグネシウムなどのミネラルとビタミンAが豊富に含まれるところもうれしいところです。

ぜひご賞味ください。

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