「食」プロジェクト
2016年08月16日(火曜日)
いばらきの、生産者さんこんにちは。 霞ヶ浦「わかさぎ」
8月9日の「いばらきの、生産者さんこんにちは」は、霞ヶ浦でとれた「わかさぎ」の生産者のご紹介でした。
お話は、行方市でわかさぎ漁を営む、霞ヶ浦漁業協同組合の水産研究会会長の、伊藤一郎(いとう・いちろう)さんでした。
霞ヶ浦ではこの時期になると、毎年わかさぎ漁が盛んになります。
毎年、稚魚が成長した時期の7月21日にわかさぎ漁が解禁され、船で網を引っ張る引き網漁を中心に行われます。
伊藤さんは取材した日も、午前3時ごろ、船着き場を出て、30分ほどで漁場に着き、網を下ろして漁を始めると引き上げた網にはたくさんのわかさぎがかかっているということです。
このあと、水揚げしたわかさぎを作業場に持ち込み、大きさごとにそろえたりほかの魚をよけたりする選別作業を行って出荷の準備をします。
取材した日は、7センチほどのわかさぎがおよそ60キロとれました。
引き網漁の期間は、12月末まで、水揚げされたわかさぎは、生のまま出荷されるほか、煮干しやつくだ煮に加工して販売されています。
ワカサギは夏から秋にかけてが食べごろ。
霞ヶ浦の温暖な気候に理由があります。
水温があたたかく、急速に成長するので、骨の密度が少なく柔らかいわかさぎとなります。
煮干しやつくだ煮への加工場もたくさんあって、さまざまな食べ方があります。
伊藤さんのおすすめは、フライパンにオリーブオイルをひき、焼く食べ方だとのこと。
夏におすすめのわかさぎ、道の駅「たまつくり」でも買えます。ぜひご賞味ください。