「食」プロジェクト

2017年01月05日(木曜日)

いばらきの、生産者さんこんにちは。 茨城の冬の味覚、北茨城市の「あんこう」

12月27日の「いばらきの、生産者さんこんにちは」。

スタッフは、冬場が旬の魚「あんこう」を求めて、北茨城市を訪ねました。

メッセージは北茨城市の大津漁業協同組合所属、第八勝貴丸(だいはちかつたかまる)の船長、岩崎勝昌(いわさき・かつまさ)さんでした。

北茨城市ではあんこうの水揚げが最盛期を迎えています。

北茨城市の大津漁港では、連日のように底引き網漁船が漁に向かい、あんこうなど冬場が旬の魚を釣り上げ、戻ってきた船で港が賑わっていました。

水揚げされたあんこうは、大きさごとに大津港の市場に並べられて競りにかけられ、あんこうは1キロ・1000円から2000円前後で取り引きされていました。

大津漁港ではこの時期を中心に年間5トンから7トン前後のあんこうが水揚げされますが、このうち2キロ以上のものは「茨城あんこう」として都内を始め、全国に出荷されるということです。

寒さが一段と厳しくなるこの季節、県内では名物の「あんこう鍋」が観光客などに人気で、岩崎さんによりますと、アンコウは、冬の寒さが厳しくなるにつれて「肝」の部分が大きくなり、ますますおいしくなるとされ、大津漁港での水揚げも来年の春先まで続きます。

北茨城市の漁港は、5年9か月前の東日本大震災で津波の被害にあいましたが、日本屈指のあんこうの本場は今、元気を取り戻しつつあり、さらなる復興へ進んでいます。

全国的に見て茨城沖で水揚げされるのは「常磐もの」として名高い魚です。

冬の醍醐味、あんこう料理で楽しみましょう。

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