「食」プロジェクト
2017年03月16日(木曜日)
いばらきの、生産者さんこんにちは。 神栖市「スイートカクテルペッパー」
3月14日の「いばらきの、生産者さんこんにちは」は、神栖市の「スイートカクテルペッパー」をご紹介しました。メッセージは、アグリニューウインズの飯田等(いいだひとし)さんでした。
皆さんはスウィートカクテルペッパーをご存知ですか? 神栖市で生産されている甘いパプリカです。パプリカはピーマンやシシトウと同じ、ナス科の植物。出始めのころは赤ピーマンと混同されがちでしたが、赤ピーマンは普通の緑のピーマンが熟したもので、別の品種です。
パプリカは主にハウス栽培で作られ、飯田さんは化学合成農薬に頼らない天敵による害虫駆除を実践しています。水はけのよい砂の大地・神栖で施設園芸の今後に新たな展望を抱き、9人の仲間で会社を設立しました。この地にふさわしい品種を模索している時に、たまたま出会ったのがオランダ産のパプリカの種でした。育ててみると糖度が高くてみずみずしい、フルーツのようなパプリカができました。小ぶりで鮮やかな発色のミニパプリカに「スイートカクテルペッパー」と名付けて商標を登録。ピーマンよりも単価が高く収穫のサイクルが長いので、年配者でも無理なく作れる点も魅力だとか。エコファーマーの資格があるので、今までもなるべく農薬に頼らず、害虫も天敵による駆除を行ってきたとのことです。赤が一番ピーマンらしい味があり、黄色はさっぱりとした酸味、オレンジ色のは少しリンゴっぽい風味で甘みが強い。それぞれに魅力的なパプリカ、ぜひご賞味ください。